ネコ科の女の探求聖書

見えない世界を見方につけて、アナタ独自の楽園を生きる

「人生をやり直せるなら… 」ある偉大な経営者からの手紙。

「人生をやり直せるなら… 」ある偉大な経営者からの手紙。


もう一度人生をやり直せるなら・・


今度はもっと間違いをおかそう。

もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。


絶対にこんなに完璧な人間ではなく、 もっと、もっと、愚かな人間になろう。

この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。


もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、 もっと不衛生に生きよう。

もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にも、もっともっとたくさん行こう。

もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに 食べないでおこう。

もっと本当の厄介ごとを抱え込み、 頭の中だけで想像する厄介ごとは 出来る限り減らそう。

もう一度最初から人生をやり直せるなら、 春はもっと早くから裸足になり、 秋はもっと遅くまで裸足でいよう。


もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、

もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。


もう一度人生をやり直せるなら・・・・


だが、見ての通り、 私はもうやり直しがきかない。

私たちは人生をあまりに 厳格に考えすぎていないか?


自分に規制をひき、他人の目を気にして、 起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり構えたり、落ち込んだり・・

もっとリラックスしよう、 もっとシンプルに生きよう、


たまには馬鹿になったり、 無鉄砲な事をして、 人生に潤いや活気、

情熱や楽しさを取り戻そう。



人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。


P.F.ドラッカー 享年95歳


嗚呼、なんてストレートな表現、スッと心に沁みる言葉なんだろう。



ピーター・ドラッカー」は、日本でも言わずと知れた人物ですよね。

経済学者であり、経営マネジメントの〝 大家 〟とも言われています。

著作の『マネジメント』は、あまりにも有名で、大手企業の経営者のバイブルになっていたり、

2009年には「もしドラ」(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)の大ヒットで日本での知名度も爆上がりました。

しかし、彼の〝 作品 〟は有名でも、案外〝彼自身〟について知っている人は多くない。



ドラッカーは、ユダヤオーストリア人として生を受けました。

前回、同胞である「ハンナ・アーレント」の記事も書きましたが、やっぱり彼も、ナチスによる迫害から逃れています。

イギリスを経てアメリカに渡り、巨大企業や組織についての研究を熱心に行い、その研究が評価されて、世に名前が知れ渡りました。



そんな偉大な功績を遺した彼が、こう言うんです。

もっとリラックスしよう、

もっとシンプルに生きよう、

たまには馬鹿になったり、

無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、

情熱や楽しさを取り戻そう。


この手紙(ポエム)を読んで、貴方はどう思いましたか?

何を感じ、何を考えましたか?

そして今日から、または明日から何を変えて、何を大切にして生きていたいですか?


人生の〝 アソビ 〟こそが、本当の豊かさを生み出す〝 スキマ 〟なのかもしれませんね!