「自由」の意味を明確にすると、自分の人生を自在にデザインできる。
あなたは今、「自分は自由だ」と感じながら生きることができていますか?
もしこの質問に『Yes.』と答えられない、「自由とは何か?」という問いを抱いている場合、是非ともこの記事を一読してみてください。
アナタが抱いている「自由」という概念をブラッシュアップし、
これからの時代を「自分らしく」生きていくための『本質』を見つけるヒントになるかもしれません。
そして『自由』という言葉に宿る「本当の意味」を理解すると同時に、
その概念をアナタの人生に活かしてもらいたいと思っています。
それでは、この記事が、アナタらしい「自由の形」を見つけられるキッカケになれれば幸いです。
自分らしく生きるための『自由』を再定義する
「早く実家(地元)を出て、誰からの干渉も受けずに自由に生きたい!!」
「既存のルールに従って生きることだけが人生じゃない。私は私らしい人生を歩んでいきたいの!!」
懐かしいかな、これは中高生の当時、いつも心の奥底で叫んでいたフレーズです。
年功序列のシステムが色濃く根付き、
「個性」や「創造性」が異端と見られる、北関東の片田舎で私は生まれ育ちました。
ゆえに、いつも「自由が欲しい!」「自由になりたい!」という思いを胸に生きていたように思います。
そして19歳、人生最大の試練が訪れます。
約7年間というドン底期を抜け、闇を経験し尽くしたことで、
私のなかで様々な気づきが加速していったんです。
そのなかでも大きく意識がアップデートされたのが、
「自由という概念には種類がある」という発見でした。
2種類の自由:『Freedom』と『Liberty』の意味を明確にする。
それはまるで、遠くから形は捉えられるけど、雲のように掴みどころのないような概念。
そんな『自由』という言葉には、2つの側面(意味)があることを知っていますか?
それが消極的自由である『Freedom』と、積極的自由の『Liberty』です。
例えば、私たちが普段『自由』を欲するときはどんな時でしょう?
「毎日の学校生活から解放されたい!(自由になりたい)」
「毎日の通勤、仕事場の人間関係がストレスフルで悩んでいる(または辞めたい)!(自由になりたい)」
「毎日の家事や子育てが負担で、旦那とのパートナーシップに不満がある!(自由になりたい)」
こういったニュアンスで使われることが、一般的だと思います。
しかし、残念ながら、これらは今回のテーマである『真の自由』の定義には当てはりません。
なぜなら、これらの根底にあるメッセージは「束縛からの解放」だからです。
日本語で表現すると「消極的自由」、英語でいう『Freedom』ですね。
つまり束縛するものが前提にあるので、
何かに「主導権を握られている」「支配されている」というニュアンスが強いです。
もっというと、人生の決定権が「外側」にあるからこそ『解放(From)』なんです。
ちなみに上記の「早く実家(地元)を出て、誰からの干渉も受けずに自由に生きたい!!」
という私の過去の願望も、心を縛っている「何者(何物)からの解放」がベースにあるので、『Freedom』を求めていると言えますよね。
真の自由は、「自分に由ること」
ちなみに『自由』という言葉は、東洋思想(仏教)が由来になってるいなのはご存知でしょうか?
『自由=自分に由る』
この「由る」という言葉は、「それに起因する」という意味があります。
勘の良い人はピンときていると思いますが、これは『Liberty』の方の積極的自由をさします。
「物事の出発点は、常に自分から」
「原因の種は、自分のなかに在る」
「自分の真実(内側)に従う」
という、主体的なニュアンスを含んでいますよね。
つまり自らに由る『Liberty』は、「100%自分の内側に主導権がある」という主体性が宿っています。
そして、このメディアのコンセプトである『自分の運営・自分の経営』は、まさにこのスピリットを含んでいる概念です。
なので私の持論としては、「自分の内側に主導権(決定権)がある」という意識なくして、『真の自由』はありえないと思っています。
自由は、「自分の大切なもの(価値観)を優先していく」ことで得られる。
仮に何かから「解放」されたとしても、実は、本当の意味での『自由』を実現することは出来ないんです。
なぜなら、自分のなかに〝 問題の種 〟があるうちは、どこに行っても(違う環境に移動しても)
「また同じような花(問題)」を咲かし続けることになるからです。
そして「なぜ『Freedom』が本当の自由を実現することが出来ないか?」
という答えを、私の実体験(黒歴史)をまじえてお伝えしていきたいと思います!
9割の人が『Freedom』を目指して自由になれない訳
実は数年前、私は辛い現実から逃げたいために(無意識的に)、「スピリチュアル」という手段を使って『Freedom』の体現をはかっていたんです。
結局、あることがキッカケで「スピ迷子」から脱出し、「本来の自分らしい生き方(あり方)」を取り戻せた訳ですが、
ハッキリ言って、そういった〝 情報(外側) 〟に答えを求めているうちは、
残念ながら、現状、しいては人生が変わることはありません。
なぜなら、自分の『意識のアセンション(次元上昇)』が先であり、もっとも大事だからです。
それに、宇宙やアセンデッドマスターはじめ、スピリチュアルリーダーは、あなたの毎日の生活を決して豊かにしてくれることはないんです。
以前は〝 ソッチ側 〟にどっぷりとハマっていた人間の正直な感想です。
結局、「人生は自分自身でしか変えることは出来ないんだ」
という当たり前のことを、この経験を通して悟ることが出来ました。(セミナージプシーになって、「時間」と「お金」と「エネルギー」をすこぶる消費したお陰で・・苦笑)
『Liberty』は次元の高い自由の概念
先ほどのスピリチュアル迷子になった根本的な考え方は、「誰かが(何かが)人生を変えてくれるだろう」という受け身な姿勢にあります。
そして、成長のための試練(課題)から解放されることが、自由だと思っているんです。
しかし残念ながら、この世界に人間として生まれてきた時点で、
私たちは既に、何かしらの束縛(制約)のもとに生きていかなければならない「大前提」があるんです。
この認識が、とっても大切なんです!
それは決してネガティブな意味ではなく、
「踏まえて乗り越える」といった『宿命』のようなものだと捉えてみてください。
要は、社会に出れば「法律」というルールに例外なく全員が縛られるし、
消費をすれば「納税の義務」を課される。
もっと言えば、地球に生きていること自体が、「重力」の影響をもろに受けて生きることになるからです。
それを踏まえると、『Freedom』が持っている、ただ「解放されること」が『真の自由』ではない。
ということが理解できるはずです。
つまり、先ほどいった「踏まえて乗り越える」という、主体的な要素が『自由』を体現するうえでは必要不可欠になってくるんです。
つまり『自由』とは「解放(逃げること)」ではなく、
自ら「定義(選択)」していくことで実現していくものだということです。
それが今回のテーマである、『Liberty(積極的自由)』と定義しています。
この「踏まえて乗り越える」ということは、具体的にどういうことを言うのか?
という問いにピッタリなロールモデルがいるので、次の章で紹介していきますね!
生涯を通して『Liberty』を体現した、モードの女帝ココ・シャネル
それでは、自ら定義することで実現する『自由』つまり、積極的自由である『Liberty』はどうしたら実現できるのか?
それは、「自分の大切なもの(価値観)を優先していく」ことで実現していく。
ということを解説していきました。
そこで今回、その『Liberty』を体現して生きたうちの一人である「ココ・シャネル」の生き様を紹介していきます。
実は彼女、「派手な職歴」や表だったことばかりがピックアップされていますが・・
実は彼女のバックグラウンドは、極貧の家庭に生まれ、
早くに母は病死し、酒と女にだらしない父に、孤児院に捨てられた、という壮絶な過去があるんです。
実は、成功を掴むまでのプロセス、つまり「生き様」に『Liberty』のエッセンスが凝縮しているんです。
私は、私の人生を作り上げた。なぜなら、私の人生が気にいらなかったからだ。
私はこうなりたいと思い、その道を選び、そしてその思いを遂げた。そのためにしたことで、人に嫌われたり、いやな女だったとしてもしかたない。
もしここで、彼女が『Freedom』を求めていたら、きっと歴史に名を馳せる活躍はしていなかったでしょう。
なんとも彼女らしい、ちょっぴりスパイシーな〝 シャネル節 〟が効いた言葉ですが、
孤独を飼い慣らし、野望をエンジンにし、見事、一代で「帝国」を築き上げた彼女。
もちろんそれは、シャネルだけに言えることじゃなく、歴史上の偉人すべてに当てはまることだと思います。
それは、自らの人生における「宿命」を乗り越え、『自らの信念』を優先して生きてきたからに他なりません。
■
つまり、自分の持っている「知性」や「感性」といった武器を磨いていかないことには人生(=現実)は好転することはありません。
棚ぼた的なラッキーを期待して他力本願で生きるよりも、たった一度の人生を、積極的自由である『Liberty』を体現しながら、生きていく。
アナタはそう思いませんか?